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Homebrewの導入と基本操作 - macOSのパッケージ管理を効率化する

· 約8分
Shinya Kato
DayoneLabs管理人、ソフトウェア開発者、OSS開発者

Homebrewの導入と基本操作 - macOSのパッケージ管理を効率化する

どうも、Shinyaです。この記事では、macOSで広く使われているパッケージマネージャーHomebrewのインストール方法と基本的なコマンドの使い方について解説します。

この記事はこんな人にオススメ
  • macOSでの開発環境構築を始めたい人
  • Homebrewを使ったパッケージ管理に興味がある人
  • コマンドラインからソフトウェアのインストール・管理を行いたい人
  • 開発ツールの導入を効率化したい人

Homebrewとは

Homebrewは、macOSおよびLinuxで利用できるパッケージマネージャーです。ターミナル上でコマンドを実行するだけで、ソフトウェアのインストール、更新、アンインストールを行うことができます。

通常、ソフトウェアをインストールする場合は配布元のWebサイトにアクセスし、インストーラーをダウンロードして実行する必要があります。Homebrewを使用すると、これらの操作を1つのコマンドで完結できます。

Homebrewの主な特徴

特徴説明
コマンドラインで完結ソフトウェアのインストール・更新・削除をすべてターミナルから実行可能
豊富なパッケージCLIツールからGUIアプリケーションまで、幅広いソフトウェアに対応
依存関係の自動解決パッケージが必要とする依存パッケージも自動的にインストール
安全な設計パッケージを専用ディレクトリ(/opt/homebrew)にインストールし、システムファイルを変更しない
FormulaeとCaskについて

Homebrewでは、パッケージの種類によって呼び方が異なります。

  • Formulae: CLIツールやライブラリなど、コマンドラインで使用するパッケージ(例: git, node, python
  • Cask: macOSのGUIアプリケーション(例: firefox, visual-studio-code, docker

brew install コマンドはFormulaeとCaskの両方に対応しており、GUIアプリケーションのインストールには brew install --cask を使用します。

Homebrewをインストールする

インストールコマンドの実行

公式サイトに記載されているインストールコマンドをターミナルで実行します。

ターミナル
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

パスワードの入力

環境によっては、macOSのログインパスワードの入力を求められます。パスワードを入力してEnterキーを押します。

パスワードが表示されない場合

パスワードの入力中、ターミナルには文字が一切表示されません。これはセキュリティ上の仕様であり、入力自体は正常に受け付けられています。

インストール内容の確認

パスワードの入力が完了すると、インストールされるプログラムの一覧が表示されます。内容を確認し、Enterキーを押すとインストールが開始されます。

インストールの確認

インストール完了後、以下のコマンドでHomebrewが正常にインストールされたことを確認できます。

ターミナル
brew -v

Homebrew 4.x.x のようなバージョン情報が出力されれば、インストールは成功しています。

Apple Silicon Macの場合

Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)搭載のMacでは、Homebrewは /opt/homebrew にインストールされます。インストール完了後にターミナルに表示されるPATH設定の手順に従い、シェルの設定ファイルにパスを追加する必要がある場合があります。

ターミナル
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

Intel Macの場合は /usr/local にインストールされるため、通常この手順は不要です。

基本的なbrewコマンド

Homebrewのインストールが完了したら、基本的なコマンドを確認します。以降、Homebrewで使用するコマンドを「brewコマンド」と呼びます。

ヘルプの表示

利用可能なbrewコマンドの一覧は、以下のコマンドで確認できます。

ターミナル
brew --help

各サブコマンドの詳細なヘルプは brew help <サブコマンド> で表示できます。

パッケージの検索

インストールしたいパッケージを名前で検索できます。以下はAWS CLIを検索する例です。

ターミナル
brew search aws

このコマンドを実行すると、「aws」をキーワードに含むパッケージの一覧が表示されます。既にインストール済みのパッケージには緑のチェックマークが付きます。

正規表現による検索

brew search はスラッシュで囲むことで正規表現を使用した検索にも対応しています。

ターミナル
brew search /^aws/

また、コマンドラインでの検索に加えて、Homebrew公式サイトのWebインターフェースからもパッケージを検索できます。

パッケージ情報の確認

パッケージの詳細情報(バージョン、ライセンス、依存関係、インストール統計など)は brew info で確認できます。

ターミナル
brew info awscli

このコマンドは、パッケージの最新バージョンやライセンス、インストール統計などの情報を表示します。インストール前にパッケージの概要を確認する場合に有用です。

パッケージのインストール

パッケージのインストールは brew install で行います。

ターミナル
brew install awscli

コマンドを実行すると、指定したパッケージのダウンロードとインストールが開始されます。依存パッケージがある場合は自動的に解決されます。

インストール後の追加設定

パッケージによっては、インストール完了後にPATHの設定などの追加手順がターミナルに表示される場合があります。表示された指示に従い、必要な設定を行います。

GUIアプリケーションをインストールする場合は --cask オプションを使用します。

ターミナル
brew install --cask firefox

パッケージの更新

インストール済みのパッケージを最新バージョンに更新するには、brew upgrade を使用します。

ターミナル
# 特定のパッケージを更新
brew upgrade awscli

# インストール済みの全パッケージを一括更新
brew upgrade

パッケージ名を省略して brew upgrade を実行すると、更新可能なすべてのパッケージが一括で更新されます。既に最新バージョンの場合はその旨のメッセージが表示されます。

Homebrew自体の更新

Homebrew本体とパッケージの定義情報を更新するには、brew update を使用します。

ターミナル
brew update

このコマンドは、Homebrew本体とGitHubリポジトリからパッケージ定義の最新情報を取得します。brew upgrade を実行する前に brew update を実行しておくと、最新のパッケージ情報に基づいた更新が行われます。

brew updatebrew upgrade の違い
コマンド対象動作
brew updateHomebrew本体とパッケージ定義最新のパッケージ情報をGitHubから取得
brew upgradeインストール済みパッケージパッケージを最新バージョンに更新

update はパッケージの「カタログ」を最新にする操作、upgrade は実際にインストール済みのパッケージを更新する操作です。

インストール済みパッケージの一覧表示

インストール済みのパッケージを確認するには、brew list を使用します。

ターミナル
brew list

バージョン情報も合わせて確認する場合は、--versions オプションを追加します。

ターミナル
brew list --versions

パッケージのアンインストール

不要になったパッケージは brew uninstall で削除できます。

ターミナル
brew uninstall awscli

便利な追加コマンド

インストール可能なパッケージ一覧の取得

Homebrewでインストール可能なすべてのFormulaeをリストアップするには、brew formulae を使用します。

ターミナル
brew formulae

出力件数が多いため、テキストファイルにリダイレクトして確認する方法が実用的です。

ターミナル
brew formulae > homebrew_packages.txt

よく使うbrewコマンドのまとめ

コマンド説明
brew search <キーワード>パッケージを検索
brew info <パッケージ名>パッケージの詳細情報を表示
brew install <パッケージ名>パッケージをインストール
brew install --cask <アプリ名>GUIアプリケーションをインストール
brew upgrade全パッケージを一括更新
brew upgrade <パッケージ名>特定のパッケージを更新
brew updateHomebrew本体とパッケージ定義を更新
brew listインストール済みパッケージの一覧を表示
brew uninstall <パッケージ名>パッケージをアンインストール
brew formulaeインストール可能なFormulae一覧を表示

まとめ

この記事では、Homebrewのインストール方法と基本的なbrewコマンドの使い方について解説しました。

Homebrewを使用すると、ソフトウェアのインストール・更新・削除をターミナルから一元管理できます。brew install によるパッケージのインストール、brew upgrade による更新、brew uninstall による削除が基本的な操作であり、--cask オプションでGUIアプリケーションにも対応しています。

開発環境で必要なツールの管理にHomebrewを活用することで、ソフトウェアの導入と管理が効率化されます。


参考リンク:

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