メインコンテンツまでスキップ

AWSのリージョン・アベイラビリティーゾーン・エッジロケーション - グローバルインフラの仕組み

· 約7分
Shinya Kato
DayoneLabs管理人、ソフトウェア開発者、OSS開発者

AWSのリージョン・アベイラビリティーゾーン・エッジロケーション - グローバルインフラの仕組み

どうも、Shinyaです。この記事では、AWSのグローバルインフラストラクチャを構成する3つの要素であるリージョン、アベイラビリティーゾーン(AZ)、エッジロケーションについて解説します。それぞれの概念と役割の違いを整理します。

この記事はこんな人にオススメ
  • AWSのグローバルインフラの仕組みを理解したい人
  • リージョンとAZの違いを整理したい人
  • エッジロケーションとCDNの関係を知りたい人
  • AWSでシステム設計を行う際のインフラ選定の基礎を学びたい人

AWSグローバルインフラの全体像

AWSのグローバルインフラストラクチャは、リージョンアベイラビリティーゾーン(AZ)エッジロケーションの3つの要素で構成されています。それぞれ異なる目的と役割を持ち、AWSのサービスを支えるインフラ基盤として機能しています。

リージョン

リージョンは、複数のデータセンターで構成される地理的なエリアです。AWSは世界中に複数のリージョンを展開しており、日本には東京リージョン(ap-northeast-1)と大阪リージョン(ap-northeast-3)の2つのリージョンがあります。

リージョンの主な特徴は以下の通りです。

  • 各リージョンは地理的に離れた場所に配置されている
  • 1つのリージョンには3つ以上のAZが存在する
  • リージョン名(例: 東京リージョン)は地理的な位置を示すものであり、管轄のデータセンターが必ずしもその都市に所在するとは限らない
  • AWSサービスの利用料金はリージョンごとに異なる
リージョン選択の考慮点

リージョンを選択する際は、エンドユーザーとの物理的な距離(レイテンシ)、利用可能なAWSサービス、料金、データの法的要件(データレジデンシー)などを考慮する必要があります。

アベイラビリティーゾーン(AZ)

アベイラビリティーゾーン(AZ)は、リージョン内に存在するデータセンターのグループです。各AZは以下の特徴を持ち、耐障害性と高可用性を実現しています。

特徴説明
独立した電源各AZは独立した電力供給を持つ
独立した冷却装置データセンターの冷却システムが個別に管理されている
物理的な距離AZ間は物理的に離れた場所に構築されており、局所的な災害の影響を限定できる
高速ネットワークAZ間は低レイテンシの専用ネットワークで接続されている

この冗長構成により、1つのAZで障害が発生しても、リージョン内の他のAZが稼働可能な限り、コンピューティングを継続できます。マルチAZ構成でシステムを設計することで、高い可用性を実現できます。

マルチAZ構成を活用したトラフィック分散については、Elastic Load Balancingの仕組み - Amazon EC2と連携したトラフィック分散で解説しています。

エッジロケーション

エッジロケーションは、主にCDN(Content Delivery Network)サービスであるAmazon CloudFrontで使用される、コンテンツ配信拠点です。リージョンやAZとは異なり、世界中の主要都市に数百か所以上配置されています。

エッジロケーションの役割

あるリージョンにデプロイしたWebサイトやアプリケーションのコンテンツは、リージョンのデータセンターから配信されます。そのため、データセンターから物理的に離れた場所からアクセスすると、距離に応じてレイテンシが発生します。

例えば、東京リージョンにデプロイしたWebサイトを米国からアクセスした場合、東京で閲覧する場合よりもレスポンスが遅くなります。

CloudFrontは、画像や動画などのコンテンツをエンドユーザーに最も近いエッジロケーションにキャッシュし、そこから配信します。これにより、アプリケーションをデプロイしたリージョンに関係なく、世界中のユーザーにコンテンツを高速に配信することが可能になります。

DNSとの連携

ユーザーを最も近いエッジロケーションやリージョンにルーティングする役割はDNSサービスが担っています。 AWSが提供しているDNSサービスであるAmazon Route 53を使用すると、ドメインの管理からレイテンシベースルーティングやジオロケーションルーティングを使用でき、ユーザーに最適な配信先をシームレスに選択できます。 この機能により、ユーザーは迅速かつ効率的にコンテンツにアクセスできるため、全体的なユーザーエクスペリエンスが向上します。

3つの要素の比較

項目リージョンAZエッジロケーション
目的地理的なサービス提供エリア耐障害性・高可用性の確保コンテンツの高速配信
構成3つ以上のAZで構成独立したデータセンター群CDN配信拠点
30以上リージョンあたり3つ以上数百か所以上
主な用途AWSリソースのデプロイ先マルチAZ構成による冗長化CloudFrontによるキャッシュ配信

まとめ

この記事では、AWSのグローバルインフラストラクチャを構成するリージョン、アベイラビリティーゾーン(AZ)、エッジロケーションの3つの要素について解説しました。リージョンは地理的なサービス提供エリア、AZはリージョン内の冗長化されたデータセンター群、エッジロケーションはCloudFrontによるコンテンツ配信拠点として、それぞれ異なる役割を担っています。


参考リンク:

免責事項:
当記事は管理人の開発時に書き留められたメモをもとにAIを活用して編纂されたものです。 管理人は記事の公開前に内容の校正・校閲を行い、記事の信頼性と正確性の向上に務めますが、それらを保証するものではありません。 また、当記事の編集時の誤字やコード例の不具合等によって読者が何らかの損害等を被った場合でも、管理人は一切の責任を負いません。 当記事に掲載したコンテンツの利用については自己責任でお願い致します。