どうも、Shinyaです。
この記事では、Homebrewを使用してAmazon/AWSから完全無償で提供されているOpenJDKのAmazon Correttoをインストールしていきます。
Amazon Correttoは、AWS公式サイトで以下のように記載されている通り、Amazon社内の様々な本番サービスで実際に使用されているJava SE標準と互換性のあるOpenJDKディストリビューションです。ECサイトからAWSなど世界的なサービスを数多く運営するAmazonで実際に使用されているということで、確かな実績があり非常に信用のできるOpenJDKになります。
Amazon Corretto は、マルチプラットフォームで本番環境に対応した、無料の Open Java Development Kit (OpenJDK) ディストリビューションです。Corretto は、パフォーマンスの向上とセキュリティの修正などの長期サポートを用意しています。Amazon は、社内において何千もの本番サービスで Corretto を実行しており、Corretto は Java SE 標準と互換性があると認定されています。Corretto を使用することで、Linux、Windows、macOS などの一般的なオペレーティングシステムで Java アプリケーションを開発し、実行できます。
AWS公式サイトの「Corretto を使用する理由は?」から引用
また、OpenJDKの中には有償で提供されているディストリビューションもありますが、Amazon Correttoは商用利用を含め完全に無償で提供されており追加のコストを心配する必要もありません。無償であっても、パフォーマンスの向上やセキュリティの修正などのアップグレードが四半期ごとにリリースされるので、長期的に利用していきたい方にとっても非常に安心です。
Javaを使ってアプリケーションを開発しようとしていて、数多くのOpenJDKの中からどれを使うべきなのかわからないという方は、是非この機会にAmazon Correttoを使ってみてください!
事前準備
この記事でAmazon Correttoをインストールする際には、パッケージ管理ツールのHomebrewを使用します。そのため、Homebrewをまだインストールしていない方は、次の記事を参考にHomebrewをインストールしてください。
Amazon Correttoをインストールする
それでは早速Homebrewを使用してAmazon Corretoをインストールしていきましょう。
Amazon CorrettoはHomebrewでは「corretto」という名前でパッケージが登録されているので、コマンドラインで次のbrewコマンドを実行します。
brew install --cask corretto
上記のbrewコマンドを実行するとAmazon Correttoのインストールが始まります。インストールの完了までには数分かかる場合があるので気長に完了を待ちましょう。
お使いのPCの環境に依っては、インストールを完了させるためにログインパスワードの入力など、追加の入力を求められる場合がありますので必要に応じて入力してください。
以下のようなメッセージがコマンドラインに出力されれば、Amazon Correttoのインストールは完了です。

最後に、コマンドラインで次のコマンドを実行して、Amazon Correttoが使用できるようになっているか確認してみましょう。
java --version
次のようにJDKのバージョンがコマンドラインに出力されれば、既にAmazon Correttoは利用可能な状態になっています。
